災害情報

 災害時に最も重要だったものは今何が起きているのかを知ることだ。あるアンケートによると阪神大震災の際に、情報入手に利用したメディアとしてラジオが全体の60%を占めた。停電のためにテレビが映らない事が大きな要因である。
 しかし聴覚障害者にとってはこれがバリアになったことは言うまでも無い。ラジオ以外にもサイレンや防災放送が聞けなかったり、避難所での呼び出しなどでも苦労したと思う。
 自治体によっては緊急時のFAX連絡網を用意してあるところも多い。しかしFAXを持ち歩くことは出来ないのだし、停電が起きたら受信も出来ないだろう。
 これに比べてi-modeを受信端末としたメールならば、電波の届く範囲内でどこにいても受信できる利点がある。またメールでリプライすればその結果からすぐに安否確認のデータベースを作成することも可能であろう。コストにしてもFAXシステムに比べて安価に導入することが出来る。
 問題点として輻輳が挙げられる。災害直後は安否確認のため多くの人がいっせいに電話をかける。そうすると回線が混雑して非常につながりにくくなる。電話は電話線から電力を得ているので、停電時も使用することが出来るため災害には強いといわれているが、実際にはこの輻輳が起こってなかなかつながらない状態になる。NTTでは輻輳を避けるために安否確認用の災害伝言ダイアルを用意しているが、これは音声のみの対応である。
 インターネットの特性として目的のサーバまでの最短距離が何らかの理由で切断されてもネットワークを迂回してたどり着くことが出来ることがあげられる。これに対してi-modeは全ての情報を一度i-modeセンターに集約して処理するため、情報の迂回が出来ない。そのため上記の輻輳が起こりやすく、Webにアクセス出来なかったり、メールを受信できなくなったりする。
 この点から重要で即時性が要求される情報の伝達には向いていないことが指摘される。例として日本気象協会では各種の警報をメールで知らせることを上記の理由から見合わせている。
 110番や119番などは一般の電話よりも重要なので混雑時でもつながりやすくなっている。ただでさえi-modeのサーバは落ちやすいのだから、災害用のi-mode連絡網は優先的に使えるようにしてもらいたい。
 レスキューナウ・ドット・ネットでは現在「マイレスキュー」というサービスを行っている。このサービスは事前に登録した地域・路線に火災や地震、事故や遅延が起きたり注意報や警報が発令された場合に、登録した携帯にメールで知らせてくれるのです。やはり情報配信の遅れがあることをことわり書きしてあります。現在はまだモニター期間なので申し込めません。


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